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武蔵野プレイスについてのメモ その2 
2013.04.12.

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武蔵野プレイスではとにかく人を包むということにこだわりました。

 

人が集まる場をつくるためには、もちろんコンテンツも大事ですが、

 

古今東西、なぜか人を引き付けてやまないパワーは空間によって

 

生まれることが多いように思います。空間は人を取り囲む環境となり、

 

五感だけでなく意識や記憶にはたらきかけ、人の気持ちを動かします。

 

武蔵野プレイスでは、空間のかたちがやわらかく人を包み込むように

 

なっているだけでなく、程よい残響感が心地よいノイズとなって人を

 

リラックスさせます。壁や天井の内側を流れる空気によって輻射熱

 

が発生し、人をじんわりと暖めたり冷やしたりしています。

 

光が程よいグラデーションを伴って空間全体に回り込みます。

 

隣接する空間の色彩を少しずつ変化させ、心地よいざわめきが

 

感じられるようになっています。等々。。

 

このように武蔵野プレイスは、空間のかたち、音、光、色、空気

 

によってゆったりと人を包み込むように設計されています。

 

そうすることで、訪れる人たちが居心地よく感じて、

 

何かいいことを思いつきやすくなったり、いつもよりちょっとだけ

 

やさしい気持ちになってコミュニケーションが生まれやすくなったり

 

することをめざしました。

 

つづく

武蔵野プレイスについてのメモ その1 「人を集める場の力」 
2013.04.04.

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武蔵野プレイスでめざしていたのは、ひとことでいえば、「市民の居場所」です。

 

なぜかいつも人が集まっている広場のような場所を

 

建築の力によってつくり出そうと考えていました。

 

世界各地には、なぜか人を引き付けてやまない磁場のような場所があって、

 

しばしばそこが聖地になっていたりするわけですが、武蔵野プレイスの設計にあたっては、

 

古今東西のそのような場所、街角の広場やモスクやカテドラルや、はたまた単なる大きな岩、

 

土のかたまりに至るまで、人が集まる場所のヒミツを研究しました。

 

武蔵野プレイスがどことなく今どきの建築らしくない肉厚でファニーな相貌をもっている

 

とすれば、それはそういう設計プロセスから生み出されたからかもしれません。

 

ちなみにまわりの光をやわらかく受けとめている武蔵野プレイスの表面は鉱物性の漆喰、

 

つまりは土でできていて、ペタペタ手で触れると気持ちいいんです。

 

つづく